密閉木箱梱包とは、梱包する製品を木材や合板で中身が見えないように周囲を覆うように梱包する梱包方法の一つです。
機械部品や機械設備など対象物の重量が重い物の場合に用いられることが多く、密閉されていることから雨や埃などから梱包物を守り、また梱包物自体を見られたくない場合などに使われることもあります。輸出梱包に適していてもっとも多く用いられる梱包方法の一つです。
防湿バリア梱包は、精密機器、モーター、金型、素材、パーツなどの機械製品・工業用品の輸送の際に製品を湿気や湿気による錆から守るために用いる梱包方法です。
防湿バリア梱包は製品や輸送方法などを考慮して適したシートで製品を包み、シート内の空気を抜き、その上からラッピングを行います。また、製品に乾燥剤を封入することでシート内の湿気を取り、シートで外からの湿気を遮断します。そうして防湿対策を行った製品を木箱で梱包することで製品を湿気から守りながら海外への発送や製品保管を行うことが可能になります。
日本においては、その高い技術力から多くの工業用品が製造され海外に輸出さる機会も多くあり、日本の高湿度・船による海外輸出から製品を守るために必要不可欠といっても過言ではないほど重要な梱包です。
すかし木箱梱包はクレート梱包ともいわれ、各要所を局部的に支え梱包することにより、密閉梱包に比べて合板・木材の使用も少ないため材料費の面で安価な梱包が可能で、主に国内輸送に多く用いられ、混載での輸送や現地到着荷卸し後の積み上げた状態での保管が必要な場合に適しています。
但し隙間が多い分、水や雨などの外部的な要因を受けやすいというデメリットもありますが、梱包する製品自体をシートで包んでしまうことによってある程度の保護も可能となっています。
ダンボール梱包の特長はその「軽さ」。梱包可能な内容物の重量に制限はありますが、梱包材自体の軽さは輸送費のコストカットにも繋がり、梱包作業が短時間で行えるためスピード化が図れ、短納期にも対応可能です。
スリーピースでは様々なサイズのダンボールに対応しております。
輸出製品の梱包における梱包用木材は、IPPCに基づく消毒処理が必要です。
IPPCとは国際直物防疫条約のことで、これは各国間でのやり取りに伴なう植物・木材を介して植物に有害な病害虫が別の国や地域への侵入・蔓延を防ぎ、各国や地域の農作物や森林等の資源を守る目的で実施されたものです。
この条約は輸出入される植物や木材だけでなく、機械部品等の梱包に使われるも木材にも適応され、防疫上適切な熱処理を行った木材を使用して梱包を行うよう定められています。適切な熱処理を行った梱包用木材には必ず見えるところに右の画像のようなスタンプの押印が義務付けられています。弊社でも当然、処理済の木材を使用しています(写真)。
この処理を行い、押印がない木材で梱包されたものは、輸出先へ到着後に荷卸しが出来ない場合もあります。
スリーピースではお客様のご要望・製品の形状に応じて、オリジナルの「そり(梱包時の台座)」やパレット作成も行っています。
製品の特性や形状に合わせて、対応いたしますのでご相談ください。
木枠梱包を行った際に材料の木をカットした後、必ず端材が出ます。当社ではその端材のリーズナブルな価格で販売しています。
端材は板・角材とありますが、サイズはその都度変わってくるため、固定サイズでの販売は行っていません。
詳しくは下記メールフォームよりお問い合わせください。
現地からの搬出が難しい製品の場合、お伺いさせていただき、現地での梱包作業にも対応させていただいております。
通常3,600mmまでの梱包が主流ですが、弊社では5,000mm、6,000mmクラスの大型製品の梱包や4mクラスの長尺製品の寝型梱包にも対応しております。梱包でお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度スリーピースまでご相談ください。